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 両者の区別は、内向性意識活動を用いるかどうかである。
スポーツは基本的に外向性の意識を用いる。すなわち、精神は自分の心身活動に集中せず、競技自体に注意を向ける。したがって精神が自らの生命活動に緊密に結合していないため、生命力を高める意識の特殊な作用を発揮できない。これは気功とスポーツとを明確に区別する点である。


1.内容については、気功は涵養道徳・意識の運用・呼吸の調整・身体の運動を含 む。しかしスポーツは基本的には身体の運動のみである。

2.身体の運動については、気功は意識・気の鍛錬に重点を置く。意で気を引く、気で形を引く。ここにおいて身体の運動は、意識・気の練習のための運動であって 、“松静(静かで緩んでいる)”の状態で意識と気の動きを体得する。一方スポーツは、動作の練習に重点をおく。精神は体内に集中することなく、体の動きや道具に集中する。意識の役目は集中力を高め、色々な動作を完成させることにある。意識は運動のための意識である。

3.人体内の新陳代謝も異なる。スポーツは、栄養のある食物を多く摂り、体力を養って大量のエネルギーを消耗することにより、身体を鍛える。しかし気功は違う。練功時に、熟練者は体内エネルギーの消耗は軽減し、酸素の消耗も減少する。


 気功は人体の生命活動の秩序性を高めることで、生命力を高める。現代科学によれば、気功を練習していない人は、目を開けた状態で脳波を測定すると、β波が多く周波数は14〜22ヘルツ。しかし、気功を練習すると練功時にα波が現れる。このときの周波数は8〜13ヘルツ。α波は、安静時に後頭部に現れるものだが、気功を行うと後頭部から前頭葉に広がり、脳の左右、前後から出る脳波はシンクロしている。α波は、脳細胞が睡眠状態ではなく、興奮しているのでもない、安静な状態であることを示す脳波である。気功練習により、この良い状態は脳全体に広がり、脳内活動の秩序性が高いことを示している。したがって人体の生命活動の秩序性も高まり、心身の健康レベルも高くなるのである。

 以上のように、気功とスポーツでは、体内にもたらす変化が異なるため、結果も異なる。統計によると、優秀なスポーツ選手は中年以降になると、半数以上が健康状態は一般の人よりも悪い。しかし気功をする人は、逆に年を重ねるにつれて、健康状態がさらに良くなる。中国では気功を行っている人は、「返老還童」、つまり童子のように若返っているといわれている。

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